SBC Fighter #1、なかなかテンポがあがらず時間がかかってしまいました。 明らかに、ここ数年は筆圧が落ちている気がするロリさん・・・今回もどうにも盛り上がらないままで終わった感じです。 んーーっと、まずはディーンにヒーローとしての個性的な魅力を感じられなかったです。 これは痛い!! 悪くはないでけど、どこにでもいるヒーロー、あえてSBC選手とかいう設定にした意味は?? マッチョさと心の優しさを対比させるにしては、どうにもディーンがじっくり?しすぎていて・・・ 彼の良さはその真面目さや落ち着きなんだろうけど、その分やっぱりセクシーさは控えめに感じられてしまった。 イブとの丁々発止のやり取りも、イマイチ不発。 そしてロリさんに一番期待するホットな場面も、うーーん、かなり控えめというか淡白な印象。 っていうか、私が慣れすぎてしまったのか? 脇の妹たちのロマンスも、え、それでいいの?という部分もあり、なんだか納得いかない気もする。 全体的に、家族や友人たちの小さなサークルを舞台にした展開に必要な細部の面白さが欠けている。 しかもダイナミックさやホットさも無いわけなんで、あたた、、、という感じですね。 しかし、根っからのロリさんファンの私は、これからも読み続けるので絶対次作も刊行してくださいまし、villagebooksさん(笑) スポンサーサイト
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ロナ・シャロンの初邦訳作品、うーーん、1/2あたりまではとっても面白かったんだけど・・・ ちょっと後半部分は面白さが半減してしまった感じでした。 戦争で負った傷のためマスクをつけて屋敷に引き籠っているアシュビーの心を、イザベルがいかに解きほぐすか・・・というよくある展開かと思ったら、それは意外に早い段階で話が先に進み、後半部分はイザベルがやたらとカリカリとする様相に・・・(笑) なんか、読み進めるにつけイザベルってかなーり猪突猛進タイプなのね・・・と。 それはそれで、我慢強く一途な女性というイメージとは違って面白くはありましたが、ここまでアシュビーを思い続けたわりには肝心な部分で辛抱が足りないような気もしました。 アシュビーも、もっと暗い情熱を感じる寡黙なヒーローって勝手なイメージだったんで、フィップス相手にやたら悪態をついたり癇癪を起したりする部分とか、なんちゅーか意外に子供っぽいという印象(笑) まあ、そんな彼がイザベルに対して正面きって頑張る様子はスッキリしていて良かったですけど、思ったほど厚みのない感じがちょっと気になりました。 そんな2人が、後半は恋の主導権を握ろうと怒ったり怒らせたりの繰り返しで、少々飽きてしまった感じです。 アシュビーのかつての婚約者の意地悪なオリヴィアとか、金目当てでイザベルに求婚する狡猾なジョンとか、アイリスとライアンの過去の恋愛模様とか、どれもがなんとなく中途半端で設定を生かし切れていなのも、どうもすっきりしない読後感になっているのかも・・・ 読ませる力はそこそこあってロマンス部分の熱も十分なだけに、もう少し力強い展開力があればいいのになーという感想です。 次作の邦訳もすでに決まっているようですが、海賊とお嬢様のロマンスはどんな感じでしょうかね? |
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またまた読みました、サンドラ・ブラウン初期のネットリ系(笑) いやー、好きですよ、やっぱり私はこういうの! この作品は特に、ラスト部分がとてもさっぱりしているというか、妙に誤解や企みやらでさせていないところが好感度高かったですね。 トップモデルとしての自分を隠して「ダサい女」としてNFLのスターQBの色男:トレントに接するヒロイン:ラナ。 ありがちなテーマだけど、トレントが女性を外見からしか愛さないところを痛烈に批判して啖呵をきるセリフとか、なかなか楽しくてね。 トレントの反応もまたよくある「いけすかない女だと思っていたのに、いつの間にか・・・」という感じでも、キャラ自体の少年っぽさや憎めない部分でそれなりに楽しませてくれた感じです。 大きい字なんで(笑)ちょっとした息抜きには良いかな。 相変わらずラブシーンは親密でイチャイチャな感じが私好みでした! |
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Love at Stake #2、あたた~!なんでしょう、2作目にしてとんでもない失速感(笑) うーーん、正直途中でやめようかと思いましたが、なんとか読了。 これって・・・ヴァンパイアものとしての意味があるんだろうか? ライトなヴァンパイアものと言えば聞こえはいいけど、ヴァンパイアを主人公にした効果とか読み応えとか、ぜんぜん感じられないんすけど? ずーーっと、元ハーレムのメンバーだった女性ヴァンパイアによる「地上で一番セクシーな男」を決めるコンテストの模様が続くわけだけど、これがまた本当につまんないんだな(笑) 大体が、これら女性陣がぜんぜん面白くない好きになれないもんで、延々このコンテスト部分を読まされてかなり苦しかったです。 いや、半分くらいで終わってマルコンテンツとの戦いとか、ちっとはヴァンパイアらしい展開になるかと思ってたんですが・・・残念。 ヒロイン:ダーシーとヒーロー:オースティンだって、なんだかとっても小粒で・・・ 大体がそんな2,3日とかで愛してるとかって宣言できる理由は? そんなわけで、全くもってフラストレーションのたまる1冊でございました。 えーーと、次作はヒーローがコーヴン・マスターのヴァンパイアのアンガスってことで、ちょっとは楽しめる展開になるんだろうか? 続けて読むかは・・・微妙だな~。 |
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Troubleshooter #8、満を持して読みましたです(笑) は~~、幸せ♪読む楽しみ♪♪ いくつもの横糸になる恋模様が事件の縦糸と絶妙に絡み合い、本当にどんどん読みたくなる感じ。 更に、刻々と場面とキャストが入れ替わる展開でもイライラを感じさせない上手い繋ぎで大満足。 ある意味、これまでの作品に多かったH&Hの心のすれ違いによるいい意味での悶々さが薄かっただけ、とても素直に読み続けられた気がします。 まず、コズモとジェインがお互いへの深い想いをあれこれ理由をつけて隠したり誤魔化したりしないから、読み手側もすごくほっこりするというか・・・ 例えばシリーズ2作目のメグの意固地さとか、私にはストレス抱えながら読む感じになるんですよ。 それがコズモ&ジェインについては皆無だったのが、ほっとした。 だって、可笑しいと思ったら車ぶっ飛ばして相手のデート現場(誤解だけど)に乗りこんじゃうもんな、ジェインは(笑) ともすれば一本調子で面白みに欠けた気がする設定でも、今回は私は安心感があって素直に良かったです。 だってね~、その分ジュールズ&ロビン&アダムのグダグダな男の三角関係でさんっざん回りくどいこと読めますから!! いやもう、ジュールズ、、、、君は幸せになるとわかっていても、こんなに耐え忍ばねばならんかと不憫で不憫で(爆) と明るく言い放ちつつ、冒頭のブロックマンのメッセージからストーリーの屋台骨を支える「ゲイでもストレートでもバイでも、あなたを愛している」という強い強い気持ちがね、魂に響きますよね。 それを、上から目線じゃなく実に等身大のキャラに織り交ぜて伝えてくれるところが、更に嬉しいんですよ。 あー、なんかとっちらかったレヴューしか書けませんが、シリーズ未読だってこの1冊で十分楽しめると思います。 それくらい、ハードなテーマをライトに陽気に、時にちょっと切なく訴えかけてくれる極上のエンターテイメントな1冊だと思います。 んで、、、、次はいよいよマックス&ジーナ!!♪ そしてこれまた待ちわびたジョーンズ&モリー!!!♪ なんだけど、これってAARじゃかなり厳しい評価ついてるのよね・・・期待と不安で今からドキドキです。 確かに、年1冊は待ち遠しいけど、こんだけお腹いっぱい楽しめるんだから、年に1冊のお楽しみのほうがよいのかしら?villagebooksさん(笑) |
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1998年のリンダ作品、特殊な能力を持ち悩むヒロインという設定では「夜を忘れたい」を思いだせる感じでしたが、私は後者のほうが正直好みだったかな~。 今作品、ヒーロー:リチャード、ヒロイン:スウィーニー共、どうもあんまり好きなキャラじゃなかったです。 リチャードはよくあるリンダ作品のヒーローらしく種馬タイプでして(笑)元レンジャー部隊で現在は株で儲けた億万長者というちょっと調子良すぎる設定。 彼にもう少し幅があったら・・・あまりにも通り一遍のヒーローという感じで、意外な面白みが少なかった。 一方のスウィーニーは世事に疎い天然キャラの画家なんだけど、天然は天然でもあまりキュートさが感じられない。 自分のことを知らなすぎるのも、ここまでくると逆にポーズのような印象になり、天然だからっていいんだろうか?と思えちゃう。 この2人が恋に落ちるのも、それまで知りあいだったにもかかわらずある日急に「目覚めた」っていう設定なのもどうにも説明不足というか説得力不足。 リチャードのどこが良かったのか?スウィーニーのどこに魅かれたのか?その理由はとりあえず反応した後に後付けされている感じで、ちょっと唐突だったかな。 これからこの能力を持ってスウィーニーはどうやって生きていくのか、とか、疑問もたくさん。 ということで、今更読むとイロイロとダメ出しが多くなってしまう作品でした・・・(笑) |
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エマ・ワイルズの2作目、正直新刊買いするかどうか迷ったけど買って大正解、1作目より、更に楽しめました! 1作目と同様、2つの恋が同時進行で描かれているスタイルなんだけど、ブライアナ&コルトンはラブシーンが豊富な熱さを、レベッカ&ロバートはそこに至るまでの恋模様のドキドキをそれぞれ楽しませてくれましたね。 これも前作と同じスタイルなんだけど、今作品のほうがもっと上手な展開で最後まで一気に読み終えました。 で、やっぱり続きが気になったのはレベッカ&ロバートのほうでして、いやもう昔の少女マンガ的に楽しかった~♪ 特にロバートがはからずも放蕩者としての評判が定着してしまったために自らのほほんとその波に乗っていたところ、最初は小波かと思われたレベッカがどどーーんと津波のごとく胸に押し寄せて・・・(笑) そのあたりのロバートの狼狽ぶりがもう・・・楽しい!キュート!! 次兄のダミアンに散々からかわれている彼のシドロモドロぶりも良かったし、レベッカに対して単に欲望だけ先走ることなく心から信頼が芽生えていく様子も良かった。 2人がピアノとチェロで共演するところとか、上手い設定で説得力もあったし。 ロバートがあれほど避けていた結婚や妻や家族に対しての考え方を徐々に変えていくあたりも、無理なく描かれていたしね。 レベッカも単なるお嬢さんというだけでなく、ロバートを手中に納めるために妙な小細工や罠を仕掛けることなく自分自身で真っ向勝負するあたり、好感がもてました。 放蕩者のロバートが自分に興味があると知り、信じられない、でも本当なら嬉しい!という素直な反応と頑張りが良かった。 で、そんな2人にすっかり主役を奪われた感のあるブライアナ&コルトン、こちらはこちらで楽しかったですよ。 特にご立派な公爵のコルトンがブライアナにすっかりペースを乱され、戸惑ったり喜んだりする様子が可愛かったです。 欲を言えば、体からのアプローチだけでなくもっと心の交流ではっとさせる場面があれば良かったのにな。 ラズベリーブックスからは続いてシリーズ作品が刊行されるということで、ますます楽しみです。 |
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更新:「books」シドニー・クロフト、ロレイン・ヒース、タラ・ジャンセン、ニコール・ジョーダン、シャロン・ペイジ、リンゼイ・サンズ、ドボラ・シモンズ、アン・スチュアート
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更新:「books」シェリル・ホルト、テレサ・マデイラス、シャノン・マッケナ、エリン・セント・クレア、スーザン・アンダーセン、ディクシー・ブラウニング、リサ・クレイパス、ジャスティン・デイビス、ローラ・リー・ガーク、カレン・ローズ
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更新:「books」ドナ・マックミーンズ、ヴィクトリア・ダール、スター・アンブローズ、シェリー・ローレンストン、シャナ・エイブ、セレステ・ブラッドリー、ミシェル・M・ピロー、ガーレン・フォリー、ジェニファー・ブレイク、スーザン・キャロル、ジュリア・クイン、オリヴィア・パーカー、ジェイン・キャッスル、ジェイン・アン・クレンツ
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更新:「books」エマ・ワイルズ、ケリリン・スパークス、イヴ・シルヴァー、メレディス・デュラン、ダイアン・カステル
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Rodesson's Daughters Series #1、熱い作品はとりあえず読んでみる私(笑) これは、ロマンス部分を期待してはいけないですよ、未読の方! 限りなくエロティカに近いと思ってください。 光文社Vコレクションとか読まれたことがあれば(エマ・ホリー作品とか、私はもちろんありますよ・笑)あんな感じなんですけど、ただヒーロー&ヒロインはロマンス小説らしくお互い以外とベッドは共にいたしません(爆) 描写はえげつなくはないですが、結構刺激的なシーンがたくさんあるので、そういうのがダメな方はスルーしたほうがいいと思います。 と、前置きが長くなりましたが、読後の感想はエロティカとロマンスとどっちつかずなイメージですかね~。 一番物足りないのは、エロはエロとしてロマンス部分のドキドキは絶対あって欲しかったってことです。 そこの部分がイマイチ・・・お互いに魅かれあう磁場をあまり感じられないまま、なんとなく成り行き的にくっついているような、そんな印象があったかな。 逆に、パーティーへ出かける前までの部分のほうが、2人の熱量が感じられて面白かったと思いました。 後半部分はちょっと謎解きなんかもあったのですが、ハッキリ言って別にいらない(笑) それならいっそエロに徹してくれれば印象も違ったかもしれません。 とナンダカンダ言いながら、次作も多分読んでみると思います。 |
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原書はエリン・セント・クレア名義での89年の作品です。 この数年前に書かれた「侵入者」「星をなくした夜」そして「ワイルド・フォレスト」なんかのムンムンとしたロマンス大好きなんで、この作品もそういう感じを期待して読みました。 うーーん、熱量的には意外とあっさりした感じで、ちょっと残念(笑) それでも、ほぼジャッドとスティービーの2人芝居っぽい展開、丁々発止のやり取り、ジャッドの捻くれたユーモア、スティービーの芯の強さと初々しさ、そういった感じがいかにもこの頃のサンドラらしく、楽しかったです。 今時の邦訳を読みなれると、こういう作品ではちょっと展開が少なすぎて物足りないかもしれませんが、私は大好きですね~。 ジャッドもスティービーも意地っ張りなんだけどお互いへの想いを妙に捻じ曲げたりしないところが、なんとなく微笑ましくていいんですよね。 特にジャッドの横柄なくせに優しい心遣いをみせる部分が、いかにもサンドラらしいヒーローで良かったです。 ストーリー的にはどうってこと無い話なんですが、サンドラ自身が冒頭でも書いている通り、男女の心の機微を楽しむちょっとした息抜きとして読むのにはいいんじゃないかな。 サンドラ・ブラウンの初期のネットリ(笑)したロマンスが好きな方には、いいと思いますよ。 |
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9月にシリーズ4作目が出るので、積み残しておいたこの作品もしっかり読み終えておきましたよ。 これ読まないと、4作目のH&Hが出てこないし・・・(笑) ラブシーンのあっけらかんとした熱は前作まで同様で、なかなか楽しめました。 ただ、ロケットの魅力が最大限に生かされたかというと、ちょっと微妙な感じです。 見事なお宝を持つ(爆)プレイボーイの元海兵隊員という設定だけど、やることも言うこともしごく真っ当で(まあ、おチャラケから卒業したって設定なんでしょうが)ちょっと面白みがなかったかな~。 トーリとの掛け合いはそれなりに面白かったけれど・・・ このカップルもまた、サイドロマンスのジェイリッド&P.J.にすっかり株を奪われた感を否めないか。 くくく、私の好きな青ーいカップルのその後ということで、読みながらすっかり次作への期待のほうが高まってしまったわ。 ロケットとトーリの心のすれ違いと葛藤も、まあ平均点といった感じ。 多分、今作品と次作品とをセットで読むと楽しめるんじゃなかろうか。 |
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St. Leger Legacy Series #3、シリーズ最終話として実によくできた作品でした。 モートメインとの確執と和解、ヴァルの花嫁の謎、ケイトの出生の秘密、果てはレイフの人生の変化までをキッチリと描きこんで、スーザン・キャロルのプロットの上手さを存分に感じさせてもらいました。 たーだですね(笑)それが故に肝心のロマンス部分が・・・・かなりアッサリ目だと思うのは私だけ?? 前作から期待感を高めたヴァルとケイトの奥ゆかしい?ラブコメっぽい?ロマンスは、なんだか周りのいろんなことに影響されて急転直下というか・・・ ケイトの激しいアタックにドギマギするヴァル、というドキドキな展開は最初だけで、あっという間に激しく求めあう恋人に変化しちゃってちょっと拍子抜けでした。 ヴァルの急変はともかく、それならそれでケイトに対する屈折した想いをもう少し今までに描いてくれていたら納得できたんだけどな~。 ヴァルとケイトのロマンス部分がそんな感じだったので、余計にレイフの大人純情した恋に目が行っちゃって(笑) こっちのほうが余程ドキドキと楽しませてもらった感じでした。 コリーンとの切なく初々しささえ感じる場面は、「困ったヒーロー」を描くのがとっても上手いスーザン・キャロルらしい巧みな描写だったと思います。 そういうところを、もっとヴァルが悶々として表現してくれたら良かったのにな~と。 さて、スーザン・キャロルは次の邦訳は何がくるでしょう? Cheney of Faire Isle Series とか、読みたいなーと。 |
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