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「許される嘘」ジェイン・アン・クレンツ 
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中西 和美

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The Arcane Society #2 いつも通り、クレンツは本当に安心して楽しく読了できます♪
安心、なんていうと逆にマイナスなイメージですが、本当に素直に心からのびのびと楽しめるからいいんですよね~。
私の場合はヒストリカル作品に多いのだけど、とにかくイライラさせられて読み続けるのが辛いと感じることが、クレンツの場合は全く無いのが本当に嬉しいです。
イライラが無い大きな理由は、ヒロインとヒーローの行動が自然で、会話がスムーズでユーモアが絶妙に効いているから。
当然コンテンポラリー作品なんで会話がスムーズじゃないと困りものですが(中にはそんな作品、ありますよね~)クレンツの場合はクイック作品でも同じ印象。
打てば響くようなやり取りに、思わずこちらもニヤリとしながらグングン引き込まれていく感じ。
今回のヒーロー:ジェイクは、一見地味なんだけど実は強烈なパワーを秘めた男性。
その辺りをヒロイン:クレアと妹エリザベスの会話でも垣間見れて、楽しい。
クレアが「同じ男性について話しているの?」といぶかるぐらい、ジェイクは内なる力を巧妙に押し隠しているんだけど、読んでいるこちらにはその地味な外見と強引で仕切り屋の側面のギャップがすごく魅力的に感じられましたね。
特に、初めてクレアとキスしながら腰を押し付ける場面・・・笑った笑った!!
この辺りが、いかにもクレンツらしいヒーローで、良いんですよね~。
自制は人一倍、だけど情熱も人一倍、っていうのが、素敵です。
ラストも、お互いへの気持ちを正直に表現するあたりが、すっきりとしていながら暖かく、読後感も本当に気持ちよいんですよね。
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【2008/12/28 Sun 20:15 】 | K | comment(0) | trackback(0) |
「竜ひそむ入り江の秘密」ジェニファー・セント・ジャイルズ 
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The Killdaren Series #2、今回は女性陣が団結してましたね~。
前作ではちょっとイライラさせられたプルーデンスの行動も前向きになってきたし、姉2人に比べて影の薄かった妹ジェミナイも個性が感じられてきました。
その分、またどんなユーモラスなやり取りで楽しませてくれるかと期待したブリジットとスチュアートのロマンスはずいぶん控えめで、ちょっと残念。
ラブ・シーンの熱さは前作以上、その熱中ぶりがなんだか可愛らしかったです。
薬局の在庫が無くなるくらい避妊具を買い占めたアレックス・・・1時間ごとって、あんた・・・(笑)
元気なロジャー君にも大笑い。
残りの人生はただ弟のために、と思って執着心無く生きているわりには、アンドロメダへの思いはやけに激しくて・・・!
そのあたりの正直さが、アレックスの魅力でしょうかね。
どっちかというと、ショーンのようなちょっとひねくれた暗さのあるヒーローのほうが私は好みなんだけどね。
最後のジェミナイのロマンスは、ラストに顔見世程度に登場したジャンセン船長がヒーロー?
陰あるヒーロー、楽しみです。

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【2008/12/23 Tue 22:06 】 | S | comment(0) | trackback(0) |
「ターコイズブルーの海の誘惑」ジェイミー・アーデン 
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読んだ、では無く完全に「流した」この作品。
この作家次はもう買わないな。
これも新刊買いせずに大正解。
いくら結婚式当日に夫が他の女とやっているところを目撃したからって、その異母弟をその日のうちに誘惑するって、どうよ。
私の常識では、アンビリーバブルなんですけど。
しかも、その異母弟のことを昔から憎からず思っていたとペラペラ親友に白状するのも、どうよ。
しかもその親友ときたら「じゃあ、その弟とやっちゃったら?」とけしかける始末。
この女にしてこの親友・・・。
一体全体、ヒーロー:クリスはこのヒロイン:ジュリーのどこが良かったのか??
ホットさだけは、もう笑っちゃうくらいなんで、せっかくなんでその部分だけでも拾い読みしてもいいか、といった感じです(爆)
いい加減、シャノン・マッケナお墨付き作家とかいう宣伝文句もやめて欲しいな~(笑)

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【2008/12/23 Tue 21:51 】 | A | comment(0) | trackback(0) |
「夜色の愛につつまれて」リサ・クレイパス 
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平林 祥

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The Hathaways #1 読み終わってからすいずん時間が経ってのレヴューになりました。
2007 RT's-Reviewers' Choice Award Winner HISTORICAL ROMANCE OF THE YEAR、2008 RITA for Best Historical Romance Finalists でもあるこの作品、そしてキャムのロマンスということでかなり期待して読んだのですが・・・、えっと、ちょっと期待がでかすぎた?!(笑)
思ったほどのドキドキもハラハラも萌え~も無く(笑)なんだかスラスラと読み終えてしまったという感じなんですよねー。
その一番の理由は、キャムの苦悩があんまり切実に伝わってこなかったから、でしょうか。
アメリアとキャムの間の、たまらない情熱や惹かれあう思いも、乗り越えられないと思える障害や悩みがあってのことだと思うのですが、それってキャムがロマだという一点になるんでしょうかね?
だったら、最初からそんなに悩む必要もなんら無い・・・って気がしちゃう。
それと、キャムが内心はいろいろ思い悩んでいるんだろうけど、キャラ設定がいつも涼し気で超然としたムードのある男性、あんまり動じたりジタバタしたりしない、ってイメージなもんで、どうもこちらにもイマイチ切迫感が伝わらない。
あのー、ウエストクリフやセントヴィンセントなんて・・・どんだけジタバタしていたか!!
そのもがきっぷりが、ひたすら格好いい男を妙にキュートに見せていたのに、キャムには残念ながらそういったところを感じられなかったわ、私。
で、ヒロイン:アメリアは・・・可も無く不可もなく、っというよりどっちか言うとウザい?(爆)
なーにがそんなにキャムの気をひいたのやら・・・謎。
「私がしっかりしなくちゃー!!」って、しつこいぞ!
まあ、最後のほうはキャムの腕で甘える様子は可愛いかったですけどね。
リサ・クレイパスなだけに、どうしてもハードルが高くなり、辛口のコメントになっちゃうな~。
私的には、ウィンとメリペンのロマンスに期待しておきます!

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【2008/12/21 Sun 18:33 】 | K | comment(0) | trackback(0) |
ソフトバンク文庫のウッディウィス 
2月のソフトバンク文庫から、ウッディウィスの「冬のバラ」が出るそうです。
数年前にまとめてネットオークションで買った未読本の山の中に、サンリオ・ロマンス版が何故かあるのですよね~。
これを機会に、読みたいなーと思っています。

A Rose in Winter
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2月は二見文庫からリサ・マリー・ライスも出るみたいです。
楽しみですね♪

Dangerous Lover (Avon Red)
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【2008/12/19 Fri 16:24 】 | 読書あれこれ | comment(0) | trackback(0) |
「放蕩者に魅せられて」メアリー・ジョー・パトニー 
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まずは一言、夢中で読んじゃいました!
正直、ここまで賛辞が帯に並ぶとヒネクレ者の私なんてちょっと眉唾気味で読み始めちゃったわけなんですが、ややや、ほんまに名作だと思いました。
別にロマンス小説という分野を軽んじての発言では無いですが、この作品はロマンス小説の読者層だけにとどまらず共感と感動を呼ぶ作品だと思います。
RT誌で★5つを獲得し、1990 RITA Winner Best Regency Romance の本作品は、「The Rake and the Reformer」という当初の原題がまさにぴったりな内容。
人生に目標を見出せず、尊敬に値する性質を持ちながらも放蕩者として、そして深刻なアルコール依存症としてゆるやかに死に向かいつつあったレジーの再生の物語。
彼を再生させるのは、ヒロインであり執事であるアリスだけでは無く、彼を取り巻く心根の優しい人々。
その辺りの脇キャラたちが、出張りすぎることなく、それでいてスパイスを効かせて展開に絡んでくるあたりがすごく上手いという感じ。
アリスとのロマンスとレジーの再生の上手な絡ませ方も上手い。
穏やかで静かな作品だとさえ言えるのに、あっという間に話に引き込まれ、レジーとアリスの心境がすごく細やかなのでそこでもまた引き込まれ・・・。
粗筋だけの予想では、もっとキリキリと切ない感じを予想していたのに、それが嬉しいくらい見事に裏切られ、むしろどーんと背骨が伸びたような腰の据わった展開が本当に心地良かった。
もうね、100ページあたりで「これはすごい」って気持ちになって、読むのを止められなかったですね。
名言も多々、何度も読み返したいと思ってしまいます。
レジーがアリスからなぜ自分に女性として自信が持てなくなったかの経緯を聞きだして、「痛手を測る本当の物差しは、君が実際にどれだけ深く傷ついたかだ。」というセリフ・・・胸に迫ります。
そうなの、レジーがとにかく人の心の機微や傷つきやすさに対してすごく敏感で情け深いのよね・・・!
放蕩者の物語というのでどんな際どい言動のヒーローかと身構えていた私は、レジーの誠実さや正直さ、公正な心に本当にやられました!
静かな炎を内に秘めた、なんとも魅力的な男です!
そんなレジーにだって飲酒というどうしようもない悪癖はあるし、女性に関する疑わしい行動から彼にがっかりさせられるアリスなんだけど、そういうことも全てひっくるめて「彼を愛している」と言う彼女の揺ぎ無さが気持ちよかったです。
なにかあるとキーキーと大騒ぎするヒロインと違って、アリスのたくましさと、その一方でレジーの一言で簡単に傷ついてしまうか弱さのバランスが良く、すごく共感を持てましたね。
メリーとジュリアンの若々しいけど真面目なロマンスや、アリスの婚約者ランドルフの真実(このあたりのエピソードも、若くてもろい男性心理を非常に上手に表現している!)、レジーの側仕えマックのキャラ、リチャードと妻の絆・・・どれもこれも絶妙。
そして、アルコール依存症の苦しさと再生の痛みも実に赤裸々で・・・。
私は自分の父親がアルコールで命を削ったも同然なもんで、この辺りのアルコールが人が変える恐ろしさや家族の苦悩は本当に胸に迫りましたね。
それだけに、レジーの再生が本当に嬉しかったな~。
なんだか、とりとめないレヴューになってしまいました(笑)
本当はリサ・クレイパスを先に読み終えたのですが、それを差し置いて(笑)レヴューしたくなる作品でしたね。

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【2008/12/18 Thu 19:40 】 | P | comment(0) | trackback(0) |
「舞踏室の微熱」デボラ・シモンズ 
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デボラ・シモンズの久しぶりの新作、なかなか楽しかったです。
正直言って、過度な期待をせずに読んだせいかもしれませんが(笑)
予定調和的な展開ではあるけれど、それがまたほっこりと楽しいのですよね~。
いけてない眼鏡のヒロインという設定は、お転婆なヒロインと並んでシモンズのお得意のキャラだと思うのですが、今回も可愛いヒロインでした。
ほとんど中学生レベルなドキドキ具合を展開するジュリエットとモーガンの、互いの胸の内の妄想ぶりが微笑ましい(爆)
熱さの度合いから言うと、脂ののっていた頃のHQ作品のほうが高いとは思うけれど。
「騎士と女盗賊」とか・・・いやー、読んだ時はHQでこんなのアリでしょうか?と思わず苦笑してしまったもんねー。
でも、そのあたりが変にねちっこくならずになんだか大らかな感じさえするのが、シモンズの凄いところだと思います。
これだけの展開にしてはちょっと頁数が多いのでダレ感も多少否めないのですが、それでも肩の力を抜いて軽く読める楽しい作品だと思います。
新作が他にもあるなら、是非出版して欲しいです。

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【2008/12/16 Tue 07:20 】 | S | comment(0) | trackback(0) |
「キス・キス・キス 土曜日はタキシードに恋して」 
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読み終えてずいぶんたってしまった・・・。
やっぱり、このシリーズもちょっとマンネリかな~っと。
特に今回は、3作ともパンチに欠けたような気がします。

★「25階からの同乗者」ドナ・カウフマン
どういう心理状況で落ち込んだり悩んだりしていたとしても、容姿もぼんやりしか思い出せない女性と、真っ暗闇の中で愛を交わすことができるかな~?
という素朴な疑問をどうしても拭えなかったので、2人の盛り上がりについていけなかった。
だからこそ、彼女自身の本質に燃え上がって恋をしたってことなんだろうけど、うーーん、ちょっと強引すぎた感じがします。
せめて、閉じ込められる前にもうワンクッションあっても良かったのでは?

★「ファンタジーは真夜中に」ジャネール・デニソン
エリックの強引なんだけどなんだか憎めない求愛方法が、可愛らしく感じましたね。
可愛らしい要素なんて全然ない男っぽいキャラなんだけど、一生懸命で嘘が無い感じが、スレた感じにならずに良かった。
ラブ・シーンの巧みさや熱さは、これが一番激しかったかな(笑)
ジャネール・デニソンはこういう「妄想系」な設定の物語が得意ですよね。

★「土曜日はタキシードに恋して」エリン・マッカーシー
くすくすと暖かい気持ちにさせてくれるのは、この作品。
ただ、これ以上無いくらいに正反対は2人が実は惹かれあっているなら、もう少しその辺の描写もして欲しかった。
いきなり一夜を共にするってところのテンポがちょっと急だったのと、ワイアットが急激に良い夫向きなキャラになったのもちょっと不自然だったかな~。
シングル・マザーや自閉症の子供というけっこう重い設定だと思うんだけど、その辺があまりにも都合よく解決された感じがしちゃった。
エリン・マッカーシーは、いい意味でその辺り「いい加減な」ところが味わいなんだろうけど、イマイチ私にはいつもしっくりこない・・・。

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【2008/12/14 Sun 21:50 】 | 読書あれこれ | comment(0) | trackback(0) |
2009年1月の気になる新刊 【訂正(1版)】 
1月のラズベリーブックスのローラ・リー・ガーク、原書が間違っていました、ごめんなさい!
訂正(1版)ってのは、なんとなくまだ間違いがありそうなので(^^;

1/10 ラズベリーブックス
★ローラ・リー・ガーク(Guhrke,Laura Lee)「愛の調べは翡翠色」
「愛のかけらは菫色」の関連作「THE MARRIAGE BED」??
2005 RT's-Reviewers' Choice Award finalists HISTORICAL ROMANCE OF THE YEAR
→「HIS EVERY KISS」でした!ごめんなさい!!

前作と関連のあるようなタイトルだったので・・・(汗)

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【2008/12/10 Wed 10:14 】 | 読書あれこれ | comment(0) | trackback(0) |
「黒き影に抱かれて」ローラ・キンセイル 
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RITA賞受賞ってのがなんとなく頷ける・・・なんというか私の中ではRITA賞は芥川賞のようなもので、RTは直木賞って感じ(笑)
ちょっと小難しいテーマがあって、なんとなく「インテリ」(死語?)向けなセレクトで、万人受けよりも作品の持つ力で抑え込む・・ってイメージです。
ただ、ツボにはまれば本当に面白いことは間違いないですね。
本作品は、絶対に賛否両論渦巻くことが予想されます(笑)
私としては、最初に感じたほど違和感無く読み終えました。
はっきり言って、ラブシーンはダメな人には全く受け付けないでしょうけど、思ったほどヤラしくないっすよ(爆)
むしろ、淡々としているくらいに思いました、私は。
確かに行為そのものは、痛いの苦手な私も「あたた・・・」でしたが、最近の邦訳作品に比べたら描写もセリフも可愛いもんだと思います(笑)
あのー、以前に読んでダメだったリサ・ヴァルデス「パッション」よりも、むしろすんなり読めたのが不思議。
アレグレートって、とにかくおっきな子供、なんだよね~。
エレナに対する態度にも、ラブシーンにもそれが如実に現れている。
おっきな子供、言い換えれば飼いならされないおっきな獣を手なずけるために、絶大なる信頼感を基本にして行われる愛の行為は、それなりに説得力があったと思います。
自分のそうした性癖を恥ずかしがるアレグレートが可愛くもあったし。
どこまでも内向きなアレグレートに比べて、エレナのなんと行動的なことか(笑)
ある意味ここまでヒーローを尻に敷くヒロインって!
決して猪突猛進名イメージは無いのに、すっかりアレグレートの首根っこを抑えているあたり、凄い。
ラブシーンの行為はある程度寛容的に受け入れられても、作中の子供たちの扱いは正直ちょいと後味が悪かったです。
あと、「死後は地獄に落ちる」という宗教観が絶対的なところも、キリスト教世界ではない私達日本人にはなかなか本当に理解するのが難しいかな~。
この宗教観がとにかく全編を貫いていて、ラストにも大きく関係してくるわけだからね。
嫌悪感とかは懸念したほど無かったにしろ、読みやすかったかと言われたらテンポをあげるのに苦労した作品という印象です、私には。

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【2008/12/09 Tue 21:01 】 | K | comment(0) | trackback(0) |
2009年1月の気になる新刊 
1/7 フローラブックス
★シェリル・フォルト(Holt,Cheryl)「ラブレッスン(LOVE LESSONS)」

1/9 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
★ボニー・ヴァナック(Vanak,Bonnie)「シークと睡蓮の花」
Khamsin Egyptian Series #2 の 「THE TIGER AND THE TOMB」??

1/9 宙出版オーロラブックス
★ロレイン・ヒース(Heath,Lorraine)「気高きレディの初恋(AS AN EARL DESIRES)」
The Lost Lords Trilogy #1

1/10 ライムブックス
★コニー・ブロックウェイ(Brockway,Connie)「至上の愛を(THE RAVISHING ONE)」
McClairen's Isle #3
2000 RT's-Reviewers' Choice Award finalists BEST SCOTTISH HISTORICAL ROMANCE
★エロイザ・ジェームズ(James,Eloisa)「まばたきを交わすとき(THE TAMING OF THE DUKE)」
The Essex Sisters #3
2006 RT's-Reviewers' Choice Award finalists HISTORICAL ROMANCE OF THE YEAR

1/10 ラズベリーブックス
★ローラ・リー・ガーク(Guhrke,Laura Lee)「愛の調べは翡翠色」
「愛のかけらは菫色」の関連作「THE MARRIAGE BED」??
2005 RT's-Reviewers' Choice Award finalists HISTORICAL ROMANCE OF THE YEAR
→「HIS EVERY KISS」でした!ごめんなさい!!

1/15 MIRA文庫
★サンドラ・ブラウン(Brown,Sandra)「過ぎ去った日は遠く(LONG TIME COMING)」
★ヴィクトリア・アレクサンダー(Alexander,Victoria)「迷えるウォートン子爵の選択(A LITTLE BIT WICKED)」
Last Man Standing Series #1

1/16 ソフトバンク文庫
★シンディ・ジェラード(Gerard,Cindy)「追憶の炎(UNDER THE WIRE)」
The Bodyguards #5

1/20 villagebooks
★アマンダ・クイック(Quick,Amanda)「(邦題未定)(THE RIVER KNOWS)」
2007 RT's-Reviewers' Choice Award finalists HISTORICAL ROMANTIC MYSTERY/GOTHIC
★ジュリー・ガーウッド(Garwood,Julie)「(邦題未定)(SLOW BURN)」
コンテンポラリーのようです。
★ケイ・フーパー(Hooper,Kay)「(邦題未定)(SENSE OF EVIL)」
2003 RT's-Reviewers' Choice Award finalists BEST CONTEMPORARY MYSTERY


1/20 ハーレクイン
★マイ・バレンタイン2009
「誓いのキスを奪われて」サンドラ・マートン
「プレゼントは愛」ローリー・フォスター
「美しき娘」マーガレット・ムーア
「シンデレラの願い」リズ・フィールディング

1/20 二見文庫
★エリザベス・ローウェル(Lowell,Elizabeth)「渦巻き(原題)」
WHIRLPOOL(Revised rewrite of THE RUBY, written under Ann Maxwell)??
The Donovans #1
★リンゼイ・サンズ(Sands,Lynsay)「ラブ・イズ・ブラインド(原題)(LOVE IS BLIND)」

1/25 幻冬舎ラベンダーブックス
★メアリー・ジョー・パトニー(Putney,Mary Jo)「(邦題未定)(THUNDER AND ROSES)」
The Fallen Angel Series #1
★ニコール・ジョーダン(Jordan,Nicole)「(邦題未定)(TO PLEASURE A LADY)」
The Courtship Wars #1

1/下旬 扶桑社ロマンス
★バーバラ・ピアス(Pierce,Barbara)「(邦題未定)(WICKED UNDER THE COVERS)」
The Carlisle Series #1
2006 RT's-Reviewers' Choice Award finalists SENSUAL HISTORICAL ROMANCE



ボニー・ヴァナック、エリザベス・ローウェルの新刊買いは無い、かな。
来年もヒストリカル多し、でしょうかね。

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【2008/12/05 Fri 19:22 】 | 読書あれこれ | comment(0) | trackback(0) |
「心に愛がともる場所」デビー・マッコーマー 
心に愛がともる場所 (MIRA文庫)心に愛がともる場所 (MIRA文庫)
Debbie Macomber 小林 町子

ハーレクイン 2008-11-15
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Dakota Series #2、前作よりロマンス度が高いというレヴューを頼りに2作目も読んでみましたが、良かった~♪
デビー・マッコーマーらしい穏やかけどドキドキもちゃんとある、心温まる1冊でした。
ただ、前作からの登場人物たちのロマンス模様がイロイロと進んでいて、その部分にもたくさんのページが費やされているので、この作品だけを単独で読むとちょっと苦しいかも。
2作目のマディとジェブのやり取りに比べたら、なんだかどうでもいいことで意地を張り合っている気がして仕方無いリンジー&ゲイジの2人をなんとか我慢して(笑)是非1作目から読んでみてくださいまし。
さて、話は本作品に戻りますが、事故で片足を失ったジェブの乾いた自暴自棄ぶりが痛々しいんだけど、その頑なな心のうちを丁寧に納得いく感じで描写してあるので、すごく頷ける感じ。
一方のマディも陽だまりのような明るさの中に辛い過去を抱えているところも、無理ない設定。
そんな2人が、お互いに無い空気を感じて一目で惹かれあう場面はすごくスムーズだし、すぐには接近せずに吹雪という舞台を用意して自然な流れでそれでいて熱く展開させていくあたり、どんどん続きが読みたくなる感じで、切なくてすごくいいんだなー。
閉ざされた空間で自分の心から求めるものを手にしながら、現実に戻ってマディを険しく拒絶するジェブの心境も、うんうんと納得できて切ないんだよね~。
ジェブに拒絶された時のマディの反応もすごく自然だし、いやいや、やっぱり上手いな、デビーは!
ちょっぴり不満を言うとすれば、ジェブがマディとの結婚を決意するまでの心の流れを、もう少し描写して欲しかった、ちょっと唐突だった感じ。
その辺り、他のカップルたちのことも盛り込んでいるからアレコレ展開させるのでいっぱいいっぱいな感じもしちゃったしね。
義足をはずしてマディと向き合うジェブの男らしさが、すごく気持ちよくてドキドキさせてもらいました。

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【2008/12/02 Tue 21:22 】 | M | comment(0) | trackback(0) |
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