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「黄金の乙女に恋の手ほどき」ソフィア・ナッシュ 
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ソフィア ナッシュ Sophia Nash

竹書房 2011-10-08
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ソフィア・ナッシュは以前に出た初邦訳作品を読もうと思いつつ、買ったまま未読の山に乗っていました・・・
作家としてはとても気になっていたのと、今作品は設定がとっても私好みだったので、早速読んでみました。
似たような印象の多いヒストリカル作品の中で、久しぶりに夜中までかけて一気読みするくらい面白かった!
ストーリー的にはよくある金目当ての放蕩者と初心なヒロイン・・・と言ってしまえばそれまでなんだけど、そのバックグラウンドにのせて展開させるヒーロー:ウィルとヒロイン:ソフィのキャラ設定が、抜群に上手かった。
いやキャラ設定というより、キャラの育て方?でしょうか、、、
ウィルもソフィも、苦しい恋をすることによって新しい自分自身を切り開いていくのだけど、その展開がとても心地よかったです。
正直、侍女の言うことをあっさりと信じるソフィに、うーーん、と思うところもありますが、そういう心の揺れや、結局ウィルを振っておきながら忘れることもできずに自らを苦しめるソフィの想い、ウィルの隠れた姿を発見していく彼女の心の成長、そういう部分がとても巧みで共感できました。
そしてやっぱり、ウィルがすごくいじらしくて・・・(笑)
ソフィがドギマギするくらいの色男っぷりで茶目っけもあって自分が女性に与える影響を十二分に知り尽くしている彼が、ソフィに対して怖いくらい真面目な切ない恋をするくだり、それが割と前半部分にくるのが面白く、そこから自分の汚名を返上してソフィを何としてでも自分に取り戻そうと奮闘する姿が、セクシーな部分と相まってとても良かったですね。
誤解や頑ななソフィの態度でなかなか会ってももらえない彼が、ついにはソフィの地所まで追いかけて懇願する姿が、みっともないところなく妙にキュートだったのが、凄いって思いました(笑)
特に、ソフィから辛辣な別れの手紙をもらった時のウィルの描写が、リアルで印象的でした。
ウィルの女性に対する不信感、人生を真面目に生き抜こうとしない様子、その根底にあった事件もさらりと、でも印象的に差し込んでいて、上手いな~と思いました。
あちこちでクスっと笑えて、切なくなって、ロマンスらしいロマンスなんだけどベタベタせずに大人なムード、大満足の1冊でした。
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テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

【2011/10/10 Mon 08:31 】 | N | comment(0) | trackback(0) |
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